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当会(県内)

東濃支部研修会レポート

症例検討会レポート 平成23年11月05日(土)

朝夕冷え込む季節になりましたが、会員の皆様方、いかがお過ごしでしょうか。東濃支部で学術担当させて頂いています寺尾と申します。今回は、去る平成23年11月5日、市立恵那病院にて行われた東濃支部症例検討会について報告させて頂きます。

中枢疾患・神経難病・整形疾患等6症例の報告が、座長を県立多治見病院の藤本恭子先生、訪問看護ステーション城山の本坊安司先生に担っていただき開催されました。また症例報告後に、公益事業部の岡山好男先生による活動報告(公益活動への取り組み報告)を行って頂きました。主に東濃地区の病院・訪問看護ステーションなどから28名が参加しましたが、昨年度に比べ一般参加者数が減少しておりやや寂しい印象となりました。各報告ともそれぞれの症例において難渋した点、またそれに対し工夫した点など の報告があり、普段の臨床ではなかなか気付けない視点の発見や、患者教育、他職種との関わりの重要性などを再認識させられました。私自身も日々の業務に追われ個々の症例についてじっくりと考えることが少なくなっていたように思うので、臨床を見直す良い機会となりました。

各発表者からの報告後、質疑応答を行いましたが、なかなか質問やアドバイスなど活発な意見交換とはならない状態でした。純粋に解らない・知らない事についての質問、もっとこうしたら?こういった方法もあったのでは?というようなアドバイスなど、積極的な意見交換の場となればと思います。新人教育プログラム履修のための発表という位置付けが大きいことから、経験年数の少ない先生方の発表・参加となりますが、経験の多いベテランの先生方にご参加頂くことで、より多くの質問や広い視点からのアドバイスが出来、有意義な会とすることが 出来るのではないか?と感じています。また、質問など出しやすいような工夫も必要かと考えています。少人数のグループに分けた上でのディスカッション形式や発表症例を少なくし質疑応答の時間を多くとる設定など、より活発なディスカッションが出来る場としての症例検討会を目指して行きたいと思います。

最後に症例提示頂いた先生方、座長の先生方、運営に携わっていただいたスタッフの皆様、誠にありがとうございました。

東濃支部学術担当 教育係
市立恵那病院リハビリテーション科 寺尾 智子