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当会(県内)

東濃支部研修会レポート

支部活動研修会 東濃

みなさま、こんにちは。平成22年度の東濃支部長を仰せつかって居ります山口でございます。
東濃研修会レポートのページを訪問いただき、ありがとうございます。
去る、平成22年12月11日に開催しました東濃支部研修会の模様について、簡単にレポートさせていただきます。お時間の許す方には御一読いただければ幸いです。

平成22年度の東濃支部研修会は、岐阜県理学療法士会会長でもあらせられる多治見市民病院・橘田正人先生にお越し頂き、「肩関節の構造と機能~肩関節の運動痛好発部位について~」をテーマに、実際に先生が解剖に携わられ得られた資料を基にご講演頂きました。
年末の多忙を極める12月11日土曜日の午後という時期にもかかわらず、東濃支部会員のみならず作業療法士の方々、遠方の東濃圏外の会員、はたまた愛知県士会からのご参加も頂き、52名の受講者で賑わいました。
講演序盤では、解剖制度の法的根拠や、解剖に携わるには真摯な態度が要求されることなどのご説明をして頂き、参加者は一様に敬虔な気持ちで聴講出来たようです。私は最後列から聴講させて頂いたのですが、みな貴重な写真・動画に釘付けとなっていました。倫理の観点から、映像や音声の記録は禁止とさせて頂いていましたが、メモを取る手が止まらない熱心な聴講者が多く見られ、みなさんの勤勉ぶりに感心致しました。
橘田先生は、ご自身が臨床で疑問を持った事柄を解剖学教室にて確認するという考えのもと、より実践的な知見をわかりやすく記録した資料を作成しておられ、明日からの臨床では、肩を診るとあたかも透視図が見えるような強烈なイメージを頂くことが出来ました。
小休止を入れて、2時間30分に及ぶご講演でしたが、あっという間に過ぎてしまったひとときでした。

さて、私事、講演の熱冷めやらぬ現時点では、頂いたイメージを大切にしながら治療に役立てる意識が強いのですが、日々の雑多な業務に追われているとだんだんとこのイメージが薄れていってしまいそうです。が、研修会後の親睦会にて、橘田先生は「呼んでくれればどこへでも行くよ!」と、おっしゃってくださいました。橘田先生!次回は私の勤務する病院に“自腹で”来てもらえないでしょうか!?その時には体調を整えてしっかりお酒を召し上がっていってください(この日の橘田先生は忘年会続きでおなか具合が悪くお酒は召し上がらなかったため、私ひとりで先生の分まで頂いてしまいました)。
お話は脱線しましたが、最後に、忘年会シーズンでお忙しい中お越し下さった橘田先生、会場を提供して頂き会場設営にもご協力頂いた東濃厚生病院スタッフの皆様、また東濃支部役員の皆様、今回の貴重な資料を提供して頂いた愛知医科大学医学部解剖学講座様に感謝申し上げます。ありがとうございました。 そして何よりも、ご献体された篤志の皆様に深い感謝の意を表して、私のレポートとさせて頂きます。誠にありがとうございました。

2010年12月14日
東濃支部長  山口 正寿 記す